朝のほんの3~4時間の美
実は、この現象が見られるためにはいくつかの条件が必要なのです。
そう。適度な湿度と急速冷凍するための乾いたマイナス気温(低いほど良い。)!
ここ何日間かは雪こそ降りませんでしたが、この地域特有の霧が一日中たちこめて、日暮れまでボヤ~っとした灰色の日々が続いていたのです。
この天候は何と言ったらよいでしょうか・・・良くもなく、そうかと言って悪くもなく・・・とにかくどんよりしていて、気温はマイナス5度前後。あまり精神の健康には良くない日々。
でも、昨晩乾燥した冷気が急速に気温を下げて、霧の湿気をこんなにも美しい樹氷へと変身させてくれました!
晴れ渡った空にむかって伸びる白樺の若枝。とても美しい姿です。
樹氷どうしのかくれんぼ。
ゴマもご満悦。ゴマだけに・・・ナンチャッテ~~!
もうお気付きでしょうか?ここ、例の『向かいの空き地』です(笑)。まだ雪が残っていて美しいうちに中へ入ってみました。
お天気がこれほど良くなくても、条件が揃えば樹氷はできますし、暖かな日光を浴びなければもっと長い時間持ちますが、たとえ短時間であろうとも、この冬の朝の澄み切って晴れ渡った青空にこそ、樹氷の美しさは最も映えると思うのです。